新型コロナ対策 手の洗いすぎはブロック機能を低下させる

公開日: 更新日:

 自然免疫のうち、免疫細胞が関わらない①は、皮膚、唾液、胃液、粘液、粘膜、繊毛運動、常在菌などが該当する。免疫細胞が関係しないため軽視されがちだが、立派な自然免疫系の一つで、まずは①を整えてウイルスの侵入を防ぐことが重要だという。

「皮膚は、傷がなければほとんどすべての病原体の侵入を完璧に防ぎます。病原体の感染のほとんどが皮膚ではなく気道、目、生殖器などの粘膜を介して起こるのもそのためです。正常な皮膚には、表皮ブドウ球菌やアクネ菌といった常在菌が多く存在し、皮脂や老廃物を食べて脂肪酸を分泌し、皮膚を弱酸性に保って病原体から守っています。しかし、そうした常在菌を過剰に排除すると、皮膚のバリアー機能が低下して感染しやすくなってしまうのです。手洗いや手指の消毒は、接触感染を防ぐために有効ですが、殺菌力の強いせっけんを使った手洗いやアルコール消毒を頻繁にやり過ぎると、皮脂や皮膚の常在菌まで排除してしまったり、手荒れを招くため逆効果になってしまいます」

 手洗いは、特に感染症の流行期ではない日常生活では普通のせっけんと流水でOK。外出先から自宅や会社に戻った時、調理や食事の前、トイレの後に行うだけで十分なのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に