著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

「健康で長生き」には必須のタンパク質 理想的な取り方は

公開日: 更新日:

「年を取っても肉をたくさん食べられる人は健康で長生きする」といった話を聞いたことはありませんか?

 肉を食べられるほど元気だから健康で長生きできるのか、肉が「健康で長生き」に作用しているのか、どちらが先かは難しいところですが、高齢者において肉、つまりタンパク質摂取は重要なポイントです。

 加齢によって筋肉量は減少し、筋力も低下。それが60代以上になると加速します。筋肉量が減ると、健康な状態から寝たきり状態の間に位置する「フレイル(虚弱)」に陥りやすくなり、運動や認知機能が低下しやすくなります。

 糖尿病の人は、筋肉が減るとブドウ糖消費量が減って血糖値が上がりやすくなります。だから、糖尿病の場合、より筋肉量減少・筋力低下を起こさないよう、意識しなくてはなりません。

 それに役立つのが、栄養面ではタンパク質の摂取です。日本人の食事摂取基準(2020年版)でも、高齢者は十分な量のタンパク質を毎日取ることが推奨されています。ここで言うタンパク質とは、肉や卵に含まれる動物性タンパク質も、豆腐などに含まれる植物性タンパク質も、どちらも指します。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景