日本でコロナ死が少ない理由「日本脳炎ワクチン」の可能性

公開日: 更新日:

 日本では新型コロナウイルスの感染者数が累計13万人を超えた。

 しかし、24日の時点で死亡者数は2014人で、人口100万人あたり15・7人と世界的に見ると極めて少ない。累計感染者数が1259万1163人で世界1位の米国では25万9925人が死亡していて、人口100万人あたり778・55人だから、日本の死亡率は米国の約50分の1ということになる。

 なぜ日本では新型コロナによる死亡者が少ないのか。その要因は「ファクターX」といわれ、これまで、BCGワクチン接種の影響、血圧を調整しているACE1遺伝子のタイプの違いなど、いくつも候補が挙がっているが、まだはっきりとはわかっていない。

 そんな中、新型コロナ患者を受け入れている江戸川病院は、「フラビウイルス」が関わっているのではないかと推察している。

 フラビウイルスは日本脳炎の病原体で、蚊(主にコガタアカイエカ)によって媒介される。ウイルスに感染して日本脳炎を発症すると、45~70%に重篤な後遺症が残り、20~40%が死亡するといわれる。日本では1960年代までに何度も流行したことから、ワクチン接種が普及した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景