著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

健康な食生活の決め手はGI値 やはり糖質の過剰摂取は危ない

公開日: 更新日:

 同じカロリーを取っていても、太る人もいれば太らない人もいます。その違いはどこにあるのでしょうか?

 体の代謝や運動量も重要な要素ですが、もう一つ重要なのは食品の「GI値」かもしれません。

 GIはグライセミック・インデックスの略で、その食品に含まれる糖質がどれくらい吸収されるのかを示した指標です。たとえばブドウ糖を100とした時に、白いパンは70以上と高GIの食品ですが、ライ麦パンはGI値が50と低GIの食品です。

 こうした個々の食品のGI値は、ネットなどで簡単に見ることができます。同じ糖質の量であっても、食物繊維が多いと吸収は緩やかになるので、それだけ血糖値の上昇も抑えられるのです。つまり、同じカロリーでも低GIの食品を選んで取ることが、体重を増やさない秘訣なのです。

 今年の「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」という一流の医学誌に、世界5大陸20カ国の13万人以上の一般住民を10年近く観察した、興味深い研究結果が報告されています。それによると、低GIの食事と比較して高GIの食事を取っていると30%以上、心臓病脳卒中などのリスクが増加していて、そうした病気の既往のある人では50%以上も増加していたのです。

 GIの低い食品を選んで食べることが、長生きへの一番の早道であるのかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る