透析が一生続くとわかって…宿野部武志さん腎不全との闘い

公開日: 更新日:

■「がん=死」と思っていたので激しく動揺した

 1年間勉強して、さあ、あと1カ月で国家試験というときに告知されたのが「腎細胞がん」です。

 ある日、血尿があったので近所の病院を受診すると、あっけなく「腎細胞がんですね」と告知されました。当時は「がん=死」と思っていたので激しく動揺しました。会計で順番を待つ間も拳を握りしめていないと涙が出てしまうほど。帰りの駐車場で、普段なら絶対にしないようなところでクルマをぶつけてしまったくらいショックを受けていました。

 ところが、次に病院に行ったときに医師から「あ~宿野部さん、がんじゃなかったみたい」と軽く言われたんです。一気にその医師を信じられなくなりました。「今さら、がんじゃなかったみたい~はないだろう」と思い、すぐに検査記録を取り寄せて、透析導入した大学病院でセカンドオピニオンを受けました。再び検査をやり直すと、やはり「腎細胞がん」と診断され、腹腔鏡で左腎の摘出手術を受けたのです。


 何とか社会福祉士の資格は取れましたが、もしセカンドオピニオンを受けていなかったらと思うと恐ろしい限りです。そのとき初めて「医師にお任せじゃなく、自分でちゃんと考えないといけないんだ」と、強烈に刻みつけられました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意