著者のコラム一覧
佐野靖子ミラザ新宿つるかめクリニック婦人科医師

ミラザ新宿つるかめクリニック婦人科医師。順天堂大医学部卒。同大産婦人科入局後、非常勤助教を経て現職。医学博士、日本産婦人科学会専門医、日本女性医学学会専門医。専門は更年期障害、女性のヘルスケア。

避妊に限らずイライラやニキビ解消に役立つ「女性の応援薬」

公開日: 更新日:

 そこで2008年には生理痛の改善を目的としたピルが日本でも承認されました。発売から10年経過した2018年には、保険診療薬のピルの売り上げシート数は避妊目的の自費ピルと同じぐらいの数になっています。これは現在ピルを飲んでいる日本人女性の半分近くかそれ以上が婦人科の治療のためにピルを飲んでいる、ととらえることもできます。

■産婦人科医の私がピルを飲み続ける理由

 ピルは生理痛以外にも生理前のイライラやニキビの治療にも使用されます。かくいう私も、ピルユーザーの一人です。2年前に生理前のイライラをきっかけに飲み始めました。

 以前の私は生理前になると普段は何とも思わないことにイライラしたり、悲しくなったりしていました。

 私と同じように生理前にイライラを感じる女性は多いですし、いきなり女性に怒られたりして「どうして?」と思う男性もいるでしょう。 

「どうして?」と言われて症状が起こる仕組みは説明できたとしても、症状は不意に湧き上がってくるマグマのようなもの。コントロールすることは難しいのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か