感染後に重症化しやすい人、死亡リスクの高い人の条件

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 基礎疾患があって年齢が高いほど重症化リスクがアップする。具体的数値でも確認しておこう。

 60~64歳で基礎疾患のない場合の致死率は1・3%だが、基礎疾患があると3・9%に跳ね上がる。同様に65~69歳(1・7%↓6・4%)、70~74歳(3・3%↓7・5%)、75~79歳(4・9%↓13・8%)、80歳以上(13・9%↓21・8%)となる。

 なお、第22回厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会)の資料では、重症化する割合は50代以下0・3%、60代以上8・5%、死亡する割合は50代以下0・06%、60代以上5・7%だ。

 運動習慣がない人も感染後に重症化しやすく、死亡リスクが高いとの報告もある。米国最大規模の健康保険会社の研究者が約5万人の加入者データを使い、運動習慣の有無と新型コロナ感染症による入院、集中治療室(ICU)入院、死亡リスクを比較。運動しない人は入院リスクが2・26倍、ICU入院が1・73倍、死亡リスクが2・49倍高かった。

 では、重症化や死亡リスクの高い人はどうしたらいいのか?

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