足だけでなく右手まで…松前ひろ子さん変形性股関節症との苦闘

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 人前では足を引きずらないように常に足を緊張させていたものですから、筋肉が硬直してますます悪化していきます……。でも、手術は避けたかったのでプールに通って筋肉をつけるように頑張っていたそんな折、主人が病気で入退院を繰り返すようになりました。

 看病で病院を訪れた際、足を引きずる私を見た先生方が「いま手術しないと大変ですよ」とおっしゃいました。でも私は「大丈夫です」と断り続け、病院から仕事に行くような状態で主人を看病しました。

 2019年の8月、主人が天国へ旅立って、そうこうしているうちに年が明けるとコロナ禍に見舞われました。仕事ができない状況になったこともあり、「そろそろ手術する時期が来たのかな」と覚悟を決めました。

 ところがその矢先、階段を下りようとして右足を前に出したら、つま先に力が入らずパタンとかかとが落ちたんです。「え?」と思って確認すると、つま先の感覚がなく、右足の指をまったく動かせなくなっていました。

 改めて主人が入院していた病院で診ていただいたら、「つま先の神経が麻痺しているので、このまま人工股関節の置換手術をしても元通り歩けるようにはなりません。足の指に力が入るようトレーニングが必要です」と言うのです。手術をしても治らないと聞いて悩みました。悩みながら自力で少しでも治そうと、痛みをこらえて毎日のようにプールに通いました。

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