足だけでなく右手まで…松前ひろ子さん変形性股関節症との苦闘

公開日: 更新日:

 でもある日、四谷の交差点のど真ん中で派手に転倒しまして、手を突いた衝撃で右手は手根管症候群になり、手指もしびれて使いづらくなりました。股関節痛からつま先の麻痺で、次は手根管……。このままだと次から次が止まらないと考え、やっと手術に踏み切りました。

■今もリハビリ専門病院に通院

 手術した日はとても苦しかった。点滴に痛み止めが入り、座薬も使っていたので痛みはガマンできましたけれど、体に鉛が入ったように重くて全然動かないのがたまらなかったです。

 でもそれを乗り越えたら、日に日に治っていく感覚があり、言葉が適当ではないかもしれませんが楽しい入院生活でした。私の病室にはいつも大量のパンやジュースがあって、担当してくれる看護師さんやたまたま見学に来た研修医さんにも「好きなの持ってっていいわよ」と分けていたんです。そのうち、看護師さんたちが代わる代わる私の顔を見に来てくれるようになって、コロナ禍の入院でも全然寂しくなかったの(笑い)。


 リハビリも頑張りました。手術の翌朝、先生に「さぁ、車椅子に乗りましょう」と言われたときはどうなることかと思いましたけど、先生に体を起こされて車椅子に乗せられたら、まったく痛みがなくなってビックリしました。あまりにも楽なので、そのまま夕方のお食事まで乗りっぱなし。前夜はつらくて眠れなかった分、車椅子でお昼寝もできました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  3. 3

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  4. 4

    清原果耶「初恋DOGs」にファン失望気味も…《低視聴率女王》待ったなしとは言い切れないウラ事情

  5. 5

    会議室で拍手が沸き起こったほどの良曲は売れなかった

  1. 6

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 9

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  5. 10

    新横綱大の里が直面する「遠方への出稽古慣れ」…車での長距離移動は避けて通れない試練に