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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

1週間具だくさんアレンジスープで飽きずにおいしく認知症対策

公開日: 更新日:

 さまざまな食材を取ろうと意識することは、結果的に栄養バランスの良い食事を実現させます。それが、認知機能の維持に役立ち、脳の萎縮を抑制します。国立長寿医療研究センターが行った老化に関する長期横断疫学研究で、それが示されています。

 1997年に開始されたその研究では、「魚をよく食べ、魚に多く含まれる不飽和脂肪酸の一種DHAの血中濃度が高い人」「乳製品に多い短鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸の摂取量が多い人」「緑茶を1日1杯以上飲んでいる人」「アミノ酸摂取量が多い人」は、認知機能が保持されるという結果が出ています。

 認知機能との関連が強かった食品で、着目すべきは穀類です。穀類の摂取量が多い人ほど認知機能低下リスクが上昇していたのです。さらに調べると、お米と認知機能との関連は確認されませんでしたが、うどんやそうめんなど小麦ベースの穀類摂取量が多い人ほど、認知機能が低下しやすいことが分かりました。

 お米は、さまざまなおかずと食べるが、うどんやそうめんは、おかずなしで食べることがよくある。

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