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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【ココナツ】「心」の働きをサポートして落ち込んだ気分をやわらげる

公開日: 更新日:

 おすすめはココナツ。心の働きをサポートする優れた作用があり、落ち込んだ気分をやわらげる効果があります。不眠の改善にもおすすめです。また、心不全、不整脈など心臓のトラブル改善や予防にも威力を発揮します。

 近年、ココヤシの実を搾った「ココナツオイル」が認知症をはじめとする健康や美容によいと話題になりましたが、薬膳面においてもさまざまな効果があります。

 ココナツは人間のエネルギー源である「気」を補い、疲労回復にもよいですし、さらに「強筋骨」という効能も備えています。筋肉と骨を強化して腰痛、膝痛にも威力を発揮します。

 また、全身に水分を補うため、皮膚の乾燥にもおすすめ。さらには利尿作用によって、むくみを改善する効果もあります。一見、矛盾するようですが、ココナツは体内の「水分調節」に役立つ食材。必要な水分を体にとどめて、余分な水分は排泄するという働きがあるのです。体内の保湿と除湿をダブルで実現するという、便利な「2WAYフード」といえるでしょう。

 シニアの体と心の健康に大いに貢献するココナツ。なじみがないかもしれませんが、新たな食材にチャレンジするのも心を豊かにして脳の活性化に効果的です。ぜひ、さまざまなメニューに工夫して取り入れることをおすすめします。

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