鎖国中の江戸時代にインフルエンザは流行していたのか?

公開日: 更新日:

【Q】 鎖国が行われていた江戸時代はインフルエンザの流行ってあったのでしょうか? いまみたいに海外はもちろん、国内でも人の行き来が少ないので流行しなかったような気がするのですが……。

【A】 インフルエンザの語源は「星の影響」を意味するラテン語です。冬から春先に流行することから当時の占星術師がそう呼んだからです。

 インフルエンザと思われる病が日本に登場するのは意外に古く、三代実録(863年)には「咳逆(しわぶきやみ)」という名前で登場していたそうです。ほかにも源氏物語の夕顔、大鏡などにも出てきます。江戸時代には20回以上の流行が記録されており、「お駒風」「谷風」「琉球風」「お七風」など、流行ごとに当時の人気力士や浄瑠璃のヒロインなどの名前がつけられていたそうです。

 インフルエンザではたくさんの人が亡くなっていますが、江戸時代の有名人でいえば、6代将軍・徳川家宣でしょう。徳川家光の三男で初代甲府徳川家の徳川綱重の長男ですが、母親の身分が低かったため、家臣の子供として育てられるなどした苦労人です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言