正月の「餅トラブル」と対処法 高齢者だけでなく若い人も注意

公開日: 更新日:

 ちなみに喉に詰まった異物を取る方法は「腹部突き上げ法」と「背部叩打法」がある。東京消防庁HPの電子学習室「命を救う~窒息の応急手当~」の動画によると、「腹部突き上げ法」は窒息している人の後ろに回り両手を脇から通し、一方の手で握りこぶしをつくり、へそとみぞおちの中間位の場所に当てる。こぶしをつくった手をもう一方の手で握り、寸時に斜め上に引き上げる。立って行う場合は相手の両足の間に片膝を入れて行う。この方法は体を密着して行わなければ効果はない。乳児や明らかに妊娠していると思われる女性には、「腹部突き上げ法」は実施してはいけない。腹部の内臓を傷つける可能性があるからだ。「背部叩打法」は窒息している人の後方から片手を脇の下に入れて、胸と下あご部分を支えて突き出しあごを反らせる。叩く位置は両側の肩甲骨の間で、手のひらの付け根部分で強く叩く、とある。

■腸閉塞で入院したり死に至るケースも

 また餅は、喉は無事に通過できたとしても腸に詰まることも少なくない。実際、「正月便秘」の中には餅を腸に詰まらせている人も多く、その中には腸閉塞で入院するケースもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?