著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

おせち料理は糖質と塩分が多い 糖尿病とその予備軍は要注意

公開日: 更新日:

 お正月といえば「おせち料理」。1年の始めに来られる歳神(としがみ)様に供えるもので、豊作や家族の繁栄を願う特別な料理です。めでたいものですし、ついつい食べ過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか。

 お節料理は家庭によって味付けに違いがあり、食べる量にもよるのですが、主なおせち料理一人前の食塩/糖質の目安は以下の通りです。

●田作り(10g:0.7g/3g)
●栗きんとん(40g:0.1g/21.4g)
●昆布巻き(30g:1.7g/8.4g)
●黒豆(20g:0.2g/16.5g)
●伊達巻(2切れ:1.0g/11g)
●数の子(25g:0.6g/1.58g)
●かまぼこ(2切れ:0.6g/2.2g)
●紅白なます(30g:0.2g/9g)
●筑前煮(一皿=1.84g/17.47g)

 さらに関東風の「雑煮」(0.97g/26.32g)が加わると、1食あたりの塩分は計7.91g、糖分は116.87gとなります。日本人の食事摂取基準2020年度版では、1日あたりの食塩の目標摂取基準は18歳以上の男性で7.5g未満、同じく18歳以上の女性は6.5g未満。つまり、おせち料理一食あたりで1日に必要な食塩相当量を摂取し切ってしまうということになります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情