アンティークがズラリ 東京メガネミュージアム<S・T・A・G・E>

公開日: 更新日:

 日本におけるメガネの歴史を明治初期まで駆け足で見てきました。私たちがそれを知ることができるのは、メガネについて丹念に研究し、その記録を残した先人がいたからです。そのひとりが明治16(1883)年創業の眼鏡小売専門店「㈱東京メガネ」(東京都世田谷区)の4代目経営者、白山晰也氏です。

 同氏は慶応義塾大学卒業後に㈱東京メガネに入社。1976年に代表取締役社長に就任。以降、業界団体の代表として業界の発展にも尽くす傍ら、世界中から収集した古今東西の貴重なメガネや資料を10年近い歳月をかけて研究し、「眼鏡の社会史」(ダイヤモンド社)としてまとめています。

 その博学ぶりからアメリカ国立博物館(スミソニアン)医科学部門海外コンサルタントを務め、眼鏡光学アンティーク・コレクターズクラブ(OAICC=本部ロンドン)の会員にもなり、世界のメガネの歴史に明るいことで有名でした。さらに、動体視力、深視力、運動指標追跡、視覚反応時間などスポーツに関係の深い視覚機能(スポーツビジョン)を解説し、そのトレーニング方法を詳述している「トップ・プレーヤーの目 スポーツ・ビジョン・トレーニング入門」(大修館書店)の監修者でもあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言