著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

ノンアルコール飲料の販売比率を高めるとアルコール飲料の購入量が減る?

公開日: 更新日:

 健康リスクを高めるような食品の摂取を控えるためには、生活習慣を改めるだけでなく、そのような食品が手軽に入手しづらい環境をつくることも大切です。

 たとえば、スーパーマーケットにおいて目立つ売り場にスナック菓子を配置しないことは、スナック菓子の購入量の減少に関連していることが知られています。

 過度の飲酒もまた、健康リスクを高める原因のひとつです。そんな中、オンラインストアにおけるノンアルコール飲料の販売比率と、アルコール飲料の購入量の関連性を検討した研究論文が、「プロスワン」という科学誌に2023年3月20日付で掲載されました。

 この研究では、オンラインストアで定期的にアルコール飲料を購入している607人(平均38歳)が対象となりました。被験者は、ノンアルコール飲料の販売比率が75%の模擬オンラインストアを利用するグループ、50%の模擬オンラインストアを利用するグループ、25%の模擬オンラインストアを利用するグループの3グループにランダムに振り分けられました。各グループに割り付けられた被験者は、64種類の飲料の中から欲しい飲料を選んでもらい、3つのグループでアルコール飲料の購入量が比較されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった