著者のコラム一覧
稲垣元鍼灸師

日本医学柔整鍼灸専門学校鍼灸師、修士(鍼灸学)、日本医学柔整鍼灸専門学校専任教員、全日本鍼灸学会会員。

鍼灸で生活習慣病の対策はできるのか…慢性炎症を抑制する?

公開日: 更新日:

 2021年、世界的医学誌「ネイチャー」に興味深い論文が掲載されました。それは、足三里という膝下のツボを電気鍼で刺激すると炎症が改善され、マクロファージなどの活動が抑制されたというもの。

 抗ストレスホルモンを出す臓器を電気鍼が刺激し、慢性炎症を抑制したのだと考えられています。薬で慢性炎症を抑えようとすると、どうしても正常な臓器の活動まで抑制させてしまいがちですが、鍼灸による効果はもともと体が持っている自然治癒力を活用するので副作用を最小限にすることができます。そんな鍼の特性が改めて証明されたわけですが、残念ながらこの研究はヒトに対して行われたものではなく、ネズミを使ったもの。

 とはいえ、ヒトの膝下2センチにあるこの足三里は、昔から知られたツボです。江戸時代の俳聖、松尾芭蕉が旅立ちの前にお灸をすえた様子を、「おくのほそ道」でつづっているのを目にした人もいるでしょう。

 他にも、長寿のツボとして、アンチエイジングのツボとして、慢性炎症を防ぐツボ、としての働きも期待されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に