著者のコラム一覧
清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

数年に一度の激しい頭痛 判明したのは脳の異常な興奮状態

公開日: 更新日:

 以前取り上げた、50代半ばの女性記者さんに数年に一度起きる激しい頭痛(10月12日付の本欄参照)。「若い頃から片頭痛持ち。片頭痛の激しいバージョンでしょうか」と問う彼女に、私は「すぐにMRIを」と強く勧めました。片頭痛かもしれない一方で、脳の異常も、検査なしでは否定できないからです。

 以下は記者さんが話した自身の病状です。

「40代後半ぐらいからは頭痛の回数は1年に2~3度程度と減少。けれども、3~4年に一度高熱に見舞われる。突然寒けがしたと思ったら、熱が一気に38度台まで上がり、同時にズキンズキンという激しい頭痛が発生。ベッドで同じ姿勢を続けると少し頭痛が和らぐものの、姿勢を変えるとまた耐え難いほどの頭痛に襲われる。市販の鎮痛剤はまったく効かず、動かずに耐えしのぐしかない。だいたい3日間はほぼ寝たきり状態。熱が下がり始めると頭痛も和らぐが、完全に痛みや熱がなくなるまではだいたい5日から6日かかる」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界