花粉症とドライアイの併発はどちらの症状も悪化させる…「アレルサーチ」で判明

公開日: 更新日:

「今回の研究で分かったリスク因子がなぜ両者を併発させる要因になるのかについては現段階では分かりません。ただ、アトピー性皮膚炎であれば皮膚科で治療を受けたり、喫煙習慣があれば禁煙したり、睡眠時間が短ければ6時間以上の睡眠時間を確保するといった生活習慣の改善で、併発を予防できる可能性が高いのではないかと考えられます」

 毎年、冬から春先にかけて猛威をふるう「花粉症」は国内で約3000万人が罹患している免疫アレルギー性疾患だ。くしゃみや鼻水、鼻づまりといった鼻の症状をはじめ、喉の痛み、花粉が目の粘膜に付着すると目のかゆみや充血、乾燥感や異物感といったアレルギー性結膜炎を引き起こす。

 一方、「ドライアイ」は目の乾燥感のほか、かゆみや充血といった花粉症に似た症状がみられる。これまでドライアイは加齢が大きな原因のひとつだったが、近年、その傾向が変わりつつあるという。

「急激なデジタル化に伴い、パソコンやスマートフォンを眺める時間が増えています。そうすると、まばたきの回数が減少し、目の乾燥を引き起こします。ドライアイの患者は年々増加し、その数は国内に2000万人を超えるといわれています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か