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佐々木常雄東京都立駒込病院名誉院長

東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。1945年、山形県天童市生まれ。弘前大学医学部卒。青森県立中央病院から国立がんセンター(当時)を経て、75年から都立駒込病院化学療法科に勤務。08年から12年まで同院長。がん専門医として、2万人以上に抗がん剤治療を行い、2000人以上の最期をみとってきた。日本癌治療学会名誉会員、日本胃癌学会特別会員、癌と化学療法編集顧問などを務める。

貝原益軒の「養生訓」を読んだ医師「いかに持続的に実行できるか」

公開日: 更新日:

 それから、2日目の夜は、昨年、精神科医の神田橋條治先生から送っていただいた「心身養生のコツ」を読んでみました。これも、心と体の良い養生法を書いたものです。

「養生訓」も「心身養生のコツ」も、読んでいる時は分かったような気がしますが、問題は、これをいかに持続的に実行できるかですよね。誰かと一緒にやらないと、ひとりでは三日坊主に終わりそうです。

 3日目は、寒かったですが5キロほどジョギングしました。結構、喉が渇きました。

 ジョギングの後、風呂に入ってから、ノンアルコールビールを飲みました。そうしたら、顔が赤くなって、空酔いというのか、明らかに酔った気分になりました。缶を見直してみても、間違いなくアルコールゼロと書いてあります。それでも、ホカホカ体がほてるのです。やっぱり、ノンアルコールが効いたみたいでした。

 3日間、リラックスして過ごそうと思って、能を見て、本を読み、ジョギングしたのですが、いちばん元気が出たのは、スマホに送られてきたその動画を見た時です。たったひとりの孫息子の誕生祝いの動画でした。この可愛いの、可愛いの……。どこのじいやもそうかもしれませんが。上腹部のきりきりはすっかり忘れました。

  ◇  ◇  ◇

 十分にリフレッシュできた3日間だったようです。

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