水原一平氏も陥ったギャンブル依存症は、根源に「1次感情不全」あり…精神科医が指摘

公開日: 更新日:

「こういった状態が進むと、ある段階から自力脱出が困難な脳の病的状態に陥ります。優先順位が狂い、大損しているのにやめられず、最終的には失職、離婚、友人を失う、借金、中には横領などの犯罪に手を染めるなど社会的に追い込まれる。その2割弱が自殺に至るとも報告されます」

 ギャンブル依存症患者は、もともと本性を偽って生きてきたことで口先だけの謝罪や嘘のうまい人も多く、アルコール依存のように「外から見て、なんだかおかしい」といった部分が見えづらい分、露見しづらい。もし、身近にギャンブル依存症にまで陥った人がいる場合、ただきつく正論をかざして説教するだけでは逆効果だ。傷つきやすい性格もあり、かえって回避が強まり隠れての依存が悪化しかねない。

 借金の尻拭いも良くない。本人が「このままではだめだ」と限界を悟り自らの負の感情に向き合う機会を先送りするだけで、依存症を助長する共依存となるからだ。

「私は、患者さんとそれを支える家族などにはギャンブル依存症治療をうたう医療機関の受診と、同時に自助グループへの参加を強く勧めています。その理由は自己流で対処するにはあまりに危険な病気だからです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    WBCネトフリ独占批判に「一部の日本人」は歓喜のワケ 地方の苦しみに鈍感な大都市生活者

  2. 2

    嵐「最後の楽曲」好調の裏で起きた異変…ボイトレを続けた櫻井翔は歌声をキープ

  3. 3

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 4

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  5. 5

    永田町で飛び交う高市首相の「健康不安」説…風邪の疑いで外交キャンセル、総理総裁の器にも疑問符

  1. 6

    WBCイタリア代表が「有名選手ゼロ」でも強いワケ 米国撃破で予選R1位突破、準決勝で侍Jと対戦も

  2. 7

    映画「国宝」のヒットから間髪入れず…体重13キロ減で挑んだ「ばけばけ」吉沢亮の役者魂

  3. 8

    文春にW不倫をスッパ抜かれた松本洋平文科相はなぜ更迭されないのか

  4. 9

    SEXスキャンダルで追い詰められると戦争で目くらまし…それは歴代米大統領の常套手段だ

  5. 10

    参政党はオンラインセミナーでもハチャメチャ…参加者の強烈質問に神谷代表が一問一答、反自民もアピール