著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

「モノビジョン」の老眼矯正は期間限定…長時間の作業には不向き

公開日: 更新日:

 カウンセリングにしっかりと時間を割いて、患者さんと向き合っているか。治療について納得できるまで説明しているか。デメリットと思われることまで伝えるのは医師として当たり前です。

「患者さんは手術をしてどんな見え方を理想としているのか」を確認するのも、眼科医として重要なこと。どんな仕事をしているのかは術後の目の使い方に関わってくるので、医師はきちんとヒアリングしなければならない。

 モノビジョンは、長時間の運転をよくされる方や、長時間パソコンを使用したり読書をする方には適さないこともあります。日常生活を裸眼で過ごしたい人にはモノビジョンはとても良い方法ですが、同じところを長時間見ると、見えている方の目ばかりを使うので疲れやすいのです。

 モノビジョンの手術直後は左右の見え方の差に違和感を覚える場合があります。しかし、だんだんと脳が左右の情報を使い分けることに慣れていく。そうすると、左右で異なる見え方を一つの映像として自然に認識するようになります。ほとんどメガネなしで生活ができるようになるのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い