著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

「近眼だから老眼にはならないはず」は都市伝説

公開日: 更新日:

 この連載のタイトル「一生見える目をつくる」には、視力矯正技術の進歩を多くの方々に知っていただきたいという私の思いがこもっています。決して大げさではなく、いまや目の見え方は「つくる」ことができる時代となりました。

 たとえば老眼。人はみな老眼になります。それは決して避けられないもの。ひと昔前までは「老眼鏡をつくりましょう」とほとんどの眼科医が患者さんに勧めたものです。実際、当時はそれ以外に方法はありませんでした。

 でも今は違います。私は視力回復を専門とする眼科医ですが、ここ数年は「いかに老眼を治すか」というテーマを自分の中に掲げています。老眼や近視を治し、ひとりでも多くの患者さんに「眼鏡のない快適な生活」のすばらしさを知ってほしい。「一生見える目をつくる」ことは大げさではなく、実現可能な世界なのです。

 長きにわたって老眼鏡以外に矯正方法がなかった老眼に対しても、技術の進歩でさまざまな矯正方法が出てきました。老眼治療の最前線を話す前に、私がよく耳にする“あるある話”をひとつ。それは「私、近眼だから老眼にはならないはず」というもの。これ、はっきりいって都市伝説です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」