著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

恋は条件反射…科学的に「モテ」を考えればあなたもモテる

公開日: 更新日:

「モテる」という言葉があります。広辞苑によれば、「もてる」は「もてはやされる。ちやほやされる。人気がある」という意味になります。

「モテる」とカタカナ表記が交じることも珍しくないこの言葉は、実は江戸時代の文献にも出てきている言葉なので、歴史のある言葉でもあるんですね。

 人を好きになるとはどういうことなのか──。少し考えてみたいと思います。

 甘酸っぱい気持ちになったり、胸がキュンとしたり、好意を寄せる人を見ると胸が高鳴ります。しかし、学者の世界では、好きになるということは、いわゆる条件反射(レスポンデント条件付けのひとつ)と考えられています。

 いうなれば、誰か特定の人に対しての条件反射のように感情的反応を起こすということになります。味気ないかもしれませんが、好意とはそういうことなんですね。

 例えば、「〇〇さんの話は楽しい」と思うところからスタートしたとします。それを繰り返していくうちに、「〇〇さんと話すと楽しい」と感じるようになり、「〇〇さんが視界に現れるだけで、何かワクワクする気持ちが湧いてくる」といった条件反射が出るようになっていく。結果的に、この状況が「恋をしている」という状態になるわけです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ