災害時の応急処置(1)流水で冷やし、体に張り付いた衣服は脱がさない

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水ぶくれは破ってはいけない

 災害時には水道が止まることも多い。冷やせない時にはどうしたらいいのだろうか。

「清潔な状態を保つのが重要です。できるだけ清潔なタオル等で覆うことが必要です。やけどの範囲が広い場合には、たとえば登山の防寒用として使うようなアルミシートで患部を覆うと、感染を防ぐとともに保温により体温の低下を防ぐことができます。家庭用のアルミホイルでもいいでしょう」

 そう話すのは、同じく東京消防庁救急部の木村和巳消防司令だ。

「もうひとつ注意していただきたいのは、衣服が体に張り付いている場合です。無理に脱がそうとすると、皮膚が一緒にめくれてしまう可能性があります。冷やす場合も、衣服の上から水をかけるようにしてください。あとは、体温を下げすぎないこと。特に冬場は冷やしすぎてしまうと低体温となったり、氷や氷水で冷却するとやけどが悪化する危険もあります」

 さらに気をつけるべきは、水ぶくれができた場合には破らないようにそっと冷却すること。水ぶくれには傷口を保護する役割があるからだ。また、同じく感染防止のため、患部にアロエや味噌などを塗ってはいけない。

 今すぐできるやけど対策として、軽量コンパクトな防寒シート(エマージェンシーシート)や100円均一ショップでも購入できるアルミシートを用意しておくといいだろう。 (つづく)

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