著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

ブヨに刺されたら…唾液を吸い出し、水で洗い流し、冷やす

公開日: 更新日:

 ブヨと蚊でどちらが痒いかと問われたら、私は断然ブヨ派です。多くの文献にも「ブヨのほうがはるかに痒い」と書かれているので、間違いないでしょう。

 ちなみに呼び方ですが、東日本ではブヨが一般的です。私は関東の出身なので、ここでもブヨを使わせてください。一方、関西では「ブト」と呼ぶそうです。私の大学の学生たち(大半が関西圏の出身)に確認したところ、やはりブトが多数を占めていました。なお、医学や生物学では「ブユ」が正しい呼び名になっています。

 ブヨに刺されると、痛痒い腫れが数日間から1週間以上も続きます。ただし実際には「刺す」のではありません。皮膚をかじって穴をあけ、滲み出てきた血をすするのです。そのためブヨに咬まれた後は、血が1~2滴垂れることがよくあります。

 また腫れの中心には、必ずかじられた痕(カサブタ)が残ります。超極細の針で、気づかぬうちに血を吸って逃げていく蚊のほうが、やり方としてはずっと洗練されていると言っていいでしょう。蚊は頭脳犯、ブヨは粗暴犯といった感じです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」