40代でも危険…要介護リスクを上げる「ロコモティブシンドローム」4つの困難を見逃すな

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「よく聞かれる質問として、『年を取ると、みんな足腰が弱くなる?』というものがあります」

 こう言うのは、埼玉県立大学保健医療福祉学部准教授の山田恵子医師。これはイエスでもあり、ノーでもあると続ける。

「年を取ると確かに足腰が弱りますが、人によってかなり個人差があります。年齢と歩行機能を調べた論文に対し、集団の平均値では加齢とともに歩行機能が徐々に落ち、70代で急激に低下します。一方、個人の低下に注目すると、ある人は80代までほとんど低下しない、ある人は65歳くらいで一気に、ある人は50代で少しずつ低下が速くなり80を越えたらもっと悪くなる。『70代で歩行機能が低下するから対策を』ではなく、悪くなり始めのサインを見分けて、その人に合ったタイミングで対策を講じる必要があるのです」

■1つでも該当したら要注意

 日本整形外科学会では、20代以上の男女1万人を対象に、体の状態や生活状況に関する調査を実施し、整形外科への通院患者を対象とした先行研究とあわせて分析した。結果、ロコモになる前の最初の兆候「ロコモサイン」が初めて明らかになった。それは「4つの困難」だ。

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