植物由来の天然抗菌塗料「SAFEECO」は子どもがなめても安全

公開日: 更新日:

 青森県産の藍「あおもり藍」は、国内数カ所で栽培されている藍の中でもずばぬけた抗菌力があるといわれている。このエキスを原料にした植物由来の塗料「SAFEECO」(セフィーコ)を製造販売するのが、青森県の「小倉内装」だ。代表の小倉勝茂さんはもともと、在京の放送局でラジオやTVの競馬番組のキャスターをしていた。

「祖父が創業し、親父が2代目を継いだ会社で、東日本大震災の直後にその親父が亡くなったのがきっかけで、悩んだ末に地元に貢献できればという思いから戻ってきました」

 内装業に関しては素人同然で、最初は右も左も分からないまま。この時にはすでに結婚し、幼い子どもが3人いたため、育児もしながらの社長修業となった。

「子どもってあちこち触ってぺろぺろなめたりとかするんですね。それまでは気にならなかったのに、壁紙や床に化学溶剤が塗られていることを現場で知ってから、子どもたちにとっても健康的な内装材があればいいのにという思いを強く持つようになって」

 そんな時、あおもり藍で染めた商品を製造販売する男性と出会った。聞けば、生前の父親とあおもり藍を使った事業を興そうとしていたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?