著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

飛蚊症は「見え方」が変わってきたときに注意する

公開日: 更新日:

 ところが年齢を重ねることで後部硝子体膜は網膜から剥がれていき、剥がれた部分と硝子体内のコラーゲン線維がまとまって濁りになる。この濁りの影が網膜に映り、目の前に見えるように。これが飛蚊症です。強い近視の人は眼球が大きいため、硝子体膜と網膜のくっつきが早い時期から剥がれやすい。そのため、年齢が若くても飛蚊症を自覚する方も少なくありません。

 加齢による飛蚊症は、病気ではないため治療の必要はありません。目の前に浮遊物があるのは鬱陶しいものですが、次第に慣れてきます。

 ただし、飛蚊症の見え方が変わってきたときは要注意。たとえば、見えていた虫状のものや糸くずのようなものの数が急に増えた、現れる範囲が広がった、視力が急激に低下した、などの自覚症状が出てきた場合はすぐに眼科を受診して診察を受けてください。眼科疾患の初期症状の場合があります。

 飛蚊症の検査の内容を簡単に説明しましょう。問診後、視力測定や眼底写真、OCTと呼ばれる光干渉断層計などで検査を行います。


 もし病的な原因が疑われる場合は、さらに詳しい検査が必要となってきます。その際は瞳孔を開く点眼薬を使って、目の奥をさらに詳しく診察します。これらの検査に痛みはありません。が、瞳孔が開いているため、検査後の3~4時間はピントが合いにくかったり、まぶしさを強く感じて見えづらくなるため、車の運転はできません。

 またデスクワークなどの仕事中も見えにくくなりますので、あらかじめ予定を組んでから受診するようにして下さい。

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