(3)「痔の手術をしないとがんになる」と言われて…

公開日: 更新日:

 関東地方に住む元会社社長の佐藤育三さん(仮名=60代)は2024年春、痔ろうの治療のために、ある肛門外科を受診した。痔の患部の画像を見せられ、医師に「痔ろうの手術をしないと、直腸がんになる可能性がありますよ」と言われ、青ざめた。

 お尻を突き出して肛門から直腸の入り口まで検査を受けた。大の大人がそんな姿をさらしているだけで戸惑っているのに、「がんになる可能性」という医師の言葉に動揺した。受付の女性に言われるままに3カ月後の手術の予約を入れたという。

 家に帰っても、「3人の子供はまだ結婚していない。孫を見る前にがんで死ぬのはごめんだ……」との思いが頭の中でぐるぐる駆け巡った。

 同時にあの病院の無機質な対応に、「このまま手術を受けていいものか」という疑問もよぎった。

 佐藤さんによると、問診から検査、診察に至るまで別々の部屋に通されて、それぞれの検査技師や医師に、「次は検査です」「あっ、これは手術ですね」と矢継ぎ早に機械的な対応をされたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意