(2)病院の「胃瘻を始める」はウソだった可能性

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「お母さんは何も食べられず、このままでは危ない状態になる。明日から胃瘻をしたい」

 首都圏に住む会社員の広瀬清一さん(仮名)のもとに、70代後半の母親が入院していた地域のA病院からこんな電話があった。2024年1月のことだ。母親は突然体調を崩し、A病院に救急搬送されていた。

 知人に相談すると、「胃瘻をすれば、寝たきりになり、そのまま意識が戻らない状態になる人もいる。慎重に判断した方がいい」とアドバイスされた。

 広瀬さんは次に大学病院の医師にセカンドオピニオンで診てもらえないかと依頼した。翌日、その医師から信じられない内容の電話があった。

「お母さんは大丈夫のようですよ。セカンドオピニオンでうちの病院に来る必要もありません」

 続けて入院先のA病院からも「お母さんは病室でパクパク食べていますよ」との電話があった。

 最初の「胃瘻をしたい」との電話からわずか1日で、病院の説明の変わりようには何があったのか。また、母親の容体が急に回復した理由は何か。

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