【まもりこ】冷蔵庫のドアの開け閉めで安心を得る

公開日: 更新日:

 冷蔵庫のドアの開け閉めで高齢者の見守りが行える「まもりこ」。これを手掛ける「ネコリコ」は、センサーで生活の「ちょっとした不安」や「心配ごと」を解決するさまざまなサービスを手掛けている。

「たとえば、温度センサーが室温を感知して自動でクーラーがつくようにしたり、振動センサーを窓につけて防犯窓にしたりなどです。『まもりこ』の開発は、ある自治体さんからセンサーを使って高齢者の見守りができないかと要望をいただいたことがきっかけでした」(広報営業担当の山下晃信さん)

 最初は、どのようなセンサーが高齢者や見守る人に負担なく見守れるか、ピンとこなかったという。

「自治体さんと実証試験を重ねていくうちに実感するようになって、ブラッシュアップしていった感じです。冷蔵庫のドアや浴室、トイレのドアで実証してみたのですが、独居の高齢者の中には毎日お風呂に入らない方や、トイレのドアを開けっ放しの方が結構います。しかし冷蔵庫なら飲み物や食品を取り出すのに1日1回は開けることがわかり、2021年に個人向け高齢者見守りサービス『まもりこ』をスタートさせました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘