【ハローライト】電球の「オン」「オフ」が元気のサイン

公開日: 更新日:

 IoT電球は「明るく照らす」という本来の役割に、さまざまな機能を付加した電球のこと。このIoT電球を用いた見守りサービスが「ハローライト」だ。開発した「ハローテクノロジーズ」代表の鳥居暁氏が言う。

「『ハローライト』は当初、別の目的の電球として開発しました。GPSが届かない施設内や地下空間などで位置情報を提供する目的でした。しかし残念ながらその需要はあまりなかったんです」

 ある時、福祉関係者との会話で、電球を活用してさりげなく見守りができるのではないかという話が出てきた。鳥居氏の頭には、すぐにそのイメージが浮かんだ。

「遠くの田舎にある実家の電球の点灯が、ハローライトなら都会にいても分かるかもって。それをきっかけに、改めて高齢者の見守りを意識したシステム開発をスタートさせました」

 当初の「ハローライト」は電球以外にも通信装置が必要で、セットアップの手間がかかった。電球と通信装置を一体化できればいいが、電球内が高温になるため、かなりの難題。「一番苦労した点ですね」と鳥居氏が言う。試行錯誤の末、電球の一体化に成功し、かつ初期版より値段を下げた現商品が出来上がった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋