著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

眼瞼下垂…保険適用で最もポピュラーな手術は「挙筋腱膜前転法」

公開日: 更新日:

 手術中は何度か目を開いて、医師が二重の様子を確認します。両方の二重のバランスもチェックしますので、両目共に眼瞼下垂の症状がある場合は、両目同時に手術を行うことが一般的です。

 なお、保険適用で挙筋腱膜前転法を受ける場合は、二重のデザインを選べません。保険適用手術は症状の回復が目的で、美容面を重視するものではないからです。費用は、保険の3割負担で両目で約4万5000円(手術費用のみ)です。

 手術は局所麻酔で日帰りで行うことがほとんどですが、クリニックによっては患者さんの状態を見て1泊2日の入院を勧めるところもあるようです。

 日帰りの場合、帰宅後はできるだけ安静にし、とにかく目を冷やすことが重要。しっかり冷やしていても、まぶたの切開を行っているので術後の腫れは避けられません。

 人によって異なりますが、1週間程度で腫れや赤みは落ち着きます。手術から1週間~10日後に抜糸を行います。

 目の状態が完全に落ち着いて予定された目の形となるまでは1~3カ月を要します。まぶたの腫れが完全に引けば、予定されたまぶたの上がり方になります。

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