著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

眼瞼下垂で手術を検討している人へ…これだけは伝えたいアドバイス

公開日: 更新日:

 後天性眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療として行われることもある術式、「眉下切開」の話を続けたいと思います。

 眉下切開は、眉のすぐ下を切開して、上まぶたの余分な皮膚や脂肪を切除し縫い合わせる方法。「眉下リフト」という呼び方をする美容外科クリニックもあるようです。加齢によってゆるんだ眼瞼挙筋の処置をしない場合がほとんどですが、上まぶたが持ち上がるので視野は広くなります。

 眉下切開を希望する患者さんが気にするのは「傷痕が目立つのではないか」ということ。この手術では、眉毛の下のラインや眉毛の内側に沿って切開を行います。そのため、傷痕は目立ちにくいことが大半です。初期の眼瞼下垂の方を対象にした術式で、自由診療で行う場合が多い。金額に幅はありますが、だいたい30万~50万円が相場でしょうか。

 眼瞼下垂による頭痛肩こりに悩み、眉下切開を受けた知人の女性から「眼科医としては、眼瞼下垂の治療としての眉下切開には反対なんでしょう?」と尋ねられたことがあります。ちなみに彼女は形成外科で眉下切開の手術を受けたと話していました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に