著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

年を取ると白目もたるむ…結膜弛緩症は重度だと白目が黒目に乗り上げる

公開日: 更新日:

 加齢によって「たるむもの」と聞いて、何を連想するでしょうか。ボディーラインやフェースライン、あるいは気持ちがたるむと思いついた人もいらっしゃるかもしれませんね。今回、眼科医である私がお伝えしたい「たるみ」は、「白目のたるみ」です。

 白目のたるみの正式な病名は、「結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)」といいます。

 私たちの目には白目部分があります。白目は、白い強膜の上を透明で柔らかい膜(結膜)が覆うことでできています。本来、結膜はぴったりと白目を覆っているもの。それが弛緩、つまり緩んでしまい、たるんでくる場合があります。

 もっとも、結膜は上下左右によく動く眼球の動きに耐えられるように、もともとある程度は緩んでいるものではあります。決してピーンと張った状態ではない。ところが、何らかの理由によって、この緩みが過度になることがあり、伸びてたるんでいくのです。

 冒頭に「加齢」とは書きましたが、なぜ「結膜弛緩症」になるのかは、実のところまだはっきりと原因がわかっていません。ですが、この症状を訴える患者さんには年齢を重ねた方が多いため、加齢がひとつの原因であるだろうと考えられています。

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