(1)「大食い」「肥満」でも低栄養…体格とイコールではない

公開日: 更新日:

 最近よく耳にする「フレイル(虚弱)」。加齢によって心身が衰え、要介護の危険が高まった状態のことを指します。

 現在、75歳以上の後期高齢者における要介護の原因は、認知機能低下や脳血管疾患とともにこのフレイルが大きな要因となっています。一方で、フレイルは早期に気づき、適切に対処することで改善・進行抑制が期待できます。

 では、具体的に何をすべきか? 食生活面で外せないのが「さまざまな食品をしっかり食べる」こと。というのも、フレイルの大きな原因のひとつが低栄養で、低栄養を改善しない限りフレイルの進行を止めることは難しいからです。

 低栄養はさまざまな弊害を招きます。例えば、何らかの病気を患っている場合、合併症リスクが高まります。ケガが治りにくくなり、ひいては死亡率の増加にもつながります。

 たくさん食べている、もしくは太っているから低栄養ではないと思われた方もいるかもしれません。栄養が十分に取れているかは、体格とイコールではありません。食べる量が多かったり、太っていたりしても、脂質糖質に偏っていれば、低栄養になります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも