痩せより小太りの方が長生きする カロリーの高い食事を

公開日: 更新日:

肥満はさまざまな生活習慣病のリスクを上げる」と長らく言われ続けてきた。ダイエットを実行に移せるかは別にして、「太ることは悪だ」という認識が染みついている。しかし、65歳を過ぎたら、この考えを改めた方がいい。

「肥満と痩せを評価する指標にBMI(体重キロ÷身長メートルの2乗)があります。若年者でのBMIと生命予後との関連における検討では、BMI25以上の肥満と、BMI18・5未満の痩せは、ともに死亡率を上昇させます。けれども65歳以上の高齢者になると、この関連は薄くなります」(国際医療福祉大学熱海病院検査部・〆谷直人部長=以下同) 

 80歳以上では、BMIが増加、つまり太っていても、死亡率は増加しない。むしろ、BMI25~30といった“ちょっと小太り”の人が、一番死亡率が低い。

「一方、痩せている人では、がんや呼吸器、心疾患の死亡率が高くなります。特にがん細胞はエネルギーを消費するので、栄養状態が悪く痩せている人は、早く体力が奪われてしまう。がんへの抵抗力は、小太りの人の方があるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情