梅雨の時季に増加する「過呼吸」に要注意…自律神経が乱れやすい

公開日: 更新日:

 過呼吸を起こした人がいたら、まずは人が少ない場所や気持ちを落ち着かせることができる場所へ移動させる。

 次に、「大丈夫」「絶対に死ぬようなことはない」「もうすぐ治まる」など声をかけ、場合によっては背中をゆっくりとさすりながら、安心させる。

 そして過呼吸がおさまってきたら、座った状態で、吸った息を10秒ほどかけてゆっくりと吐いてもらう。できそうであれば、息を数秒ほど止めてもらうと、呼吸が落ち着きやすい。

「過換気症候群を起こした人は、周囲の反応でより不安感が強くなり、過呼吸が一層ひどくなってしまう。とにかく落ち着かせることが大切。周りの人は驚いて119番要請をしてしまいがちですが、たいてい自然に軽快しますので、救急車で病院に着く頃には発作は治まっています。ただし、全身にけいれんを起こしている、意識がなくなる、激しい呼吸困難が続いている、顔色が悪くチアノーゼを起こしているときは救急車を呼ぶようにしてください」

 心配性な人や不安を感じやすい人、きちょうめんな性格の人などは過換気症候群の発作を起こしやすいといわれている。激しい運動をした場合や疲労がたまっているとき、睡眠不足など、肉体の疲れが引き金になることも。梅雨時季はとくに精神的、肉体的疲労に気をつけたいものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」