梅雨の時季に増加する「過呼吸」に要注意…自律神経が乱れやすい

公開日: 更新日:

「過呼吸で血液中の二酸化炭素濃度やカルシウムが低下すると、呼吸困難、手足の指先のしびれ、めまい、頭痛、胸部の不快感や圧迫感、動悸、吐き気などの症状も現れます。過呼吸が起きても命の危険に関わることはないですが、『死ぬのではないか』という強い不安感を抱き、症状がさらに悪化するという悪循環状態を引き起こします」

■紙袋を口にあてるペーパーバッグ法は絶対にNG

 過呼吸は、通常30分から1時間程度で自然に治まる。周囲の人が過呼吸を起こしたら、慌てず対処したい。

 対処法としては、紙袋を用いた方法がよく知られるが──。

「紙袋で口や鼻を覆ってそのまま呼吸し、吐いた息を再度吸い込むペーパーバッグ法は、以前は有効と考えられていましたが、今はNGとされています。過呼吸が起きている最中は、体内の二酸化炭素が少ない状態。そのようなときに紙袋で口や鼻を覆ってしまうと、体内の二酸化炭素が急増したり、酸素が急激に低下したりする危険性があります。ペーパーバッグ法で窒息したケースも報告されています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    愛知県犬山市にある「もうひとつの万博」に行ってみた “本家”と違いストレスフリー&コスパよし

  4. 4

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(16)小熊を屋内で放し飼い「筋肉、臭い、迫力、存在感がぜんぜん違った」

  1. 6

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  2. 7

    緒形直人、中井貴一、佐藤浩市…名優のDNAを受け継いだ3人の息子たちの現在地

  3. 8

    元横綱白鵬 1億円“退職パーティー”の実態…超高級ホテルに太客大集結、札束乱舞のボロ儲け

  4. 9

    長嶋茂雄さんは助っ人外国人のセックスの心配もしていた。「何なら紹介してやろうか?」とも

  5. 10

    “中居正広寄り”の古市憲寿氏と視聴者のズレはどこで生まれた? フジ日枝批判での存在感は早くも過去のものに