(1)5~6月は患者が急増…主な訴えは頭痛、全身倦怠感、気持ちの落ち込み

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 日本気象協会によると、今年の梅雨入りは沖縄・奄美で5月中旬、九州北部から関東甲信にかけては6月上旬ごろになるという。例年、梅雨シーズンになると、体調を崩す人も多いのではないか。その体調の悪化は気象の影響、いわゆる「気象病」の可能性もある。

「気象病ハンドブック」の著書があり、気象病・天気病外来を開く「せたがや内科・神経内科クリニック」の久手堅司院長が言う。

「気圧、温度、湿度の変化に自分の体がついていけず、自分の弱いところが出てきてしまうことを気象病または天気病と呼びます。正式な病名ではなく、気象の影響で生じる不調をまとめて指す通称です。気圧、温度、湿度の3つの中ではとくに気圧の変化で不調を訴える患者さんが多く、全体の8割。気圧は人の目に見えるものではないですが、変化は体にとって大きな負担となります」

 雨が降ったり、台風がくると気圧が大きく変化する。人間の耳の奥にある内耳にはその気圧の変化をキャッチする役割があり、キャッチ後は変化に対応するために交感神経が優位になる。その後バランスを取るために副交感神経が働くのだが……。

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