薬の機内持ち込み…旅先での安心を支える3つの備え
こうした細部の確認が、実際のトラブル防止に直結します。空港では「医療目的なら大丈夫」と言われても、現場判断で止められるケースもあります。ルールは国や航空会社によっても異なるため、「念には念を」が鉄則です。
さらに、旅には予期せぬ事態がつきもの。遅延、欠航、ストライキ……これらは決して他人事ではありません。そんなときに困らないよう、①薬は数日分多めに持つ②商品名だけでなく一般名で薬品名を書き留めておく③かかりつけ薬局の連絡先をメモしておく。この3つの備えが、旅先での安心を支えます。
薬を“運ぶ”ことは、単なる荷物管理ではありません。命を支える「治療の継続」そのものです。空の上でも、患者さんがいつも通りの治療を続けられるように--。それを支えるのが、私たち薬剤師の新しい旅支援の形です。



















