著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

薬の機内持ち込み…旅先での安心を支える3つの備え

公開日: 更新日:

 こうした細部の確認が、実際のトラブル防止に直結します。空港では「医療目的なら大丈夫」と言われても、現場判断で止められるケースもあります。ルールは国や航空会社によっても異なるため、「念には念を」が鉄則です。

 さらに、旅には予期せぬ事態がつきもの。遅延、欠航、ストライキ……これらは決して他人事ではありません。そんなときに困らないよう、①薬は数日分多めに持つ②商品名だけでなく一般名で薬品名を書き留めておく③かかりつけ薬局の連絡先をメモしておく。この3つの備えが、旅先での安心を支えます。

 薬を“運ぶ”ことは、単なる荷物管理ではありません。命を支える「治療の継続」そのものです。空の上でも、患者さんがいつも通りの治療を続けられるように--。それを支えるのが、私たち薬剤師の新しい旅支援の形です。

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