著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

“皮肉屋”ほどテストの成績が低く、学歴も低い傾向にある

公開日: 更新日:

 また、ドイツの10代の若者たちを何年間も追跡し、学生時代の知能テストの成績が、その後の性格にどう影響するかも調べました。

 結果、現実は世間のイメージとはまったく逆だということが判明しました。実際の能力テストで高い点数を取る有能な人たちは、他人を疑う皮肉屋ではない傾向があったのです。

 逆に、10代の頃に能力テストの成績が低かった若者ほど、数年後に皮肉屋になりやすいことも分かった──なんと世界30カ国ほぼすべてにおいて、「皮肉屋な人ほどテストの成績が低く、学歴も低い傾向にある」ことが確認されたそうです。

 例外として、汚職が多かったり法律が守られていなかったりする環境の悪い国に限っては、賢い人もだまされないように皮肉屋になる傾向がありましたが、現実はシニカルな人ほど認知力や学業成績が低い傾向があるというわけです。

 こうした傾向を、研究では「シニカル・ジーニアス錯覚」と呼び、本当に有能な人ほど状況を見て柔軟に構えるのに対し、そうでない人ほど「世の中は信じられない」と一律に決めつけやすいとうたっています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    眞鍋かをり「愛子天皇待望論」は“陰謀論”発言が波紋…高学歴タレントコメンテーター生き残りの厳しい現状

  2. 2

    横綱大の里は“休場”に逃げられない? タイミングが悪すぎた土俵際の「大ジャンプ」

  3. 3

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  4. 4

    三山凌輝「裏切り愛」でも愛娘・趣里に離婚を勧められない水谷豊&伊藤蘭の悲痛

  5. 5

    今夏の専大松戸の継投策が「エース→2番手」ではなく「2番手→エース」の理由…いざ千葉県大会決勝へ

  1. 6

    趣里の好感度にもいよいよ影響が…パスタ店開業の三山凌輝は「物言えば唇寒し」の悪循環

  2. 7

    中森明菜のタモリ評「心の底からホッとします」は国民の総意か? サングラス姿と性格的な3要素

  3. 8

    佐々木朗希は一軍復帰1試合でまた抹消…どれだけ脆弱でもドジャースが欲しがったワケ

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    “令和の武器商人”こと小泉進次郎防衛相の「核ありき発言」に自民国防族もカンカン