著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「時間がない」という断り文句は「お金がない」の2倍ネガティブな印象

公開日: 更新日:

 コロナ禍で、外に飲みに行く機会が減った人は多いのではないでしょうか。輪をかけて、若い世代が、上司との飲みの席、俗にいう「飲みニケーション」に関して、否定的な見解を示すといった風潮もあります。

 日本酒製造会社の「沢の鶴」は、若者世代の価値観とコミュニケーションに関する調査を実施しています。「上司や先輩との飲み会が好きか?」という問いに対して、「非常にそう思う」(6.0%)、「どちらかといえばそう思う」(15.4%)と、好意的な意見は21.4%にとどまっています。本音を言えば、「行きたくない」と考える若い世代が大多数であることがうかがい知れます。

「飲みニケーション」に限らず、生活の至るところに、誘いを断りたいシーンは存在します。「今度、ライブをするから見に来てよ」「うちでパーティーをするから来てください」。そういった誘いはうれしい半面、お金も時間も割くことになりますから、どうしてもシビアにならざるを得ません。

 となれば、どうやって断るか……がポイントですが、そんなときは、「時間」を理由にするよりも「お金」を理由にする方がいいという研究結果があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋