「夜の部」は席に余裕も…歌舞伎鑑賞が接待の新潮流

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「地方のお客さまを新しい歌舞伎座で接待し、その流れで料亭に来られる人はおりますね」

 向島の料亭「櫻茶ヤ」の女将、雨宮加主子さんがこう言う。

 4月にこけら落としから1年を迎える東京・銀座の「歌舞伎座」。サラリーマンの接待術はさまざまだが、最近は歌舞伎を接待に利用している人がいるようだ。ある金融マンもこう言う。

「とくに海外の賓客は歌舞伎鑑賞を喜びます。興が乗れば向島に繰り出し、芸者の踊りも楽しむ。最強の接待です」

 歌舞伎接待は、「別のメリットもある」と話すのは、作家の夏目かをる氏だ。最近、「歌舞伎入門」(世界文化社)を共同執筆している。

「地方の人を歌舞伎座に連れて行くと、奥さまやお子さまへの限定品のお土産が購入できて喜ばれます。歌舞伎座とは目と鼻の先には銀座のクラブもありますが、そこではお土産は買えないし、クラブ接待に慣れている人には新鮮味もありません」

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