国会で審議 「会社員ストレス検査」はクビ切り口実になる

公開日: 更新日:

 うつ病対策にストレス検査を――。こんな触れ込みで、厚労省は労働安全衛生法を改正しようとしている。検査は、従業員に自分のストレスの強さを気づかせ、うつ病を未然に防ぐのが狙いだそうだ。「産業医がいる従業員50人以上の事業所を対象に希望者のみ」に行われる見通しで、今国会で審議される。

 検査は、「ひどく疲れた」「だるい」「気分が晴れない」などの9項目について、最近1カ月間の様子を「ほとんどなかった」「ときどきあった」「しばしばあった」「ほとんどいつもあった」の4つから選ぶスタイルになる見込み。異常があった社員は、産業医の指導を受けることもできるという。

 しかし、ここに罠がある。気軽な検査のようだが、受けない方がいい。ブラック企業アナリストの新田龍氏が言う。

「ストレス検査が制度化されていない今でも、会社は産業医と結託して、辞めさせたい社員に『うつ病』のレッテルを貼って、自主的に退職するよう仕向けることがあります。世界的なコンサル会社や大手電機会社でも、そんな事例がある。希望者のみでも、検査が制度化されたら、悪用する会社が確実に増えますよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜にカジノ不要 藤木幸夫氏が危惧する「戦前に似た空気」

  2. 2

    安倍首相は真っ青「年金返せデモ」でよぎる“12年前の大敗”

  3. 3

    所属議員も鼻白む 自民党“ネトウヨ冊子”配布で参院選対策

  4. 4

    「ドトールのコーヒーはスタバよりも安い」は本当か?

  5. 5

    マエケンから一発の大谷 球宴HR競争出場をハーパー後押し

  6. 6

    巨人・小林「銀さんに全部負け」直撃取材に“弱気発言”連発

  7. 7

    大谷の打撃をエ軍首脳陣“放任”へ 凡打での助言が今季激減

  8. 8

    八幡カオルさんは試行錯誤の末“セクシー写真集”を自費出版

  9. 9

    「断熱オタク」に聞いた エコ住宅がなぜ広まらないのか?

  10. 10

    スカウト部長は佐々木絶賛も…巨人ドラ1逡巡に原監督の影

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る