6万人の卒業名簿が宙浮いたまま 千代田学園と都の深い確執

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 伊藤繁樹事務長は、ため息交じりにこう話す。

■乱脈経営の末に解散

 千代田学園は1957年に開校した「千代田テレビ技術学校」が前身だ。高度経済成長の波に乗り、「千代田写真専門学院」を立ち上げるなど順調に学校規模を拡大してきたが、02年、旧経営陣による乱脈経営が発覚。校舎と敷地を売却する事態に陥った。その後、旧経営陣は背任罪で有罪判決を受け、千代田学園も学校法人として初の民事再生法が適用され、東京都が04年に解散命令を出したのだった。通常であれば、千代田学園の学籍簿は所管する台東区が引き継ぐはずだが、なぜ、こんな事態になっているのか。

「都と学園の係争が続いているからです。もともと学園が窮地に追い込まれたのは、都が天下りを旧経営陣に送り込んだことから始まる。億単位のカネを好き勝手に使っていたのです。学園側にしてみれば、都の天下り役人が学園の財産を食いつぶしたにもかかわらず、いきなりの解散命令は納得できないでしょう。そのため新経営陣は都を相手に行政訴訟を起こし、学園再建の道を模索しているのです」(都関係者)

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