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2人に1人が「がん」は“脅し” 数字のトリックで得する保険会社

 年々増加するがん患者。2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで死ぬ。男性に限れば、生涯でがんにかかる確率は約60%だ――こう言われれば、やはり視野に入るのが「がん保険」だろう。実際、がん保険加入者は増え続けている。社団法人生命保険協会によれば、08年に1860万人だった契約数は4年間で2054万件に増えた。

 でも、がん保険に入り月々保険料を払い続けることが、果たして“安心”につながるのか? 「がん保険を疑え!」などの著書がある「保険相談室」代表理事の後田亨氏に、さまざまな角度から「がん保険」のカラクリを説明してもらった。

■「2人に1人はがん」は“脅し”に近い

 この数字の根拠になっているのは、国立がん研究センター「現在年齢別がん罹患リスク」(別表)ですが、あくまでも「0歳の男性が80年後にがんと診断される確率」のことです。表を冷静に見てください。例えば、40歳の男性が10年後までにがんと診断される確率は2%です。40歳の男性ががん保険に入っても、98%はリターンがないということ。

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