最古の炭酸飲料にも苦難が 「三ツ矢サイダー」“V字回復”秘話

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 シュワーッと喉を通るほどよい泡。先祖代々飲み継がれた味は飽きがこない。日本で最も古い炭酸飲料は昨年130周年を迎えた。

 時は明治時代にさかのぼる。政府は全国の湧水や井戸水を調査し、来訪する外国の要人用の飲料水を探していた。この時、英国人化学者のウィリアム・ガウランドが兵庫県多田村平野で天然鉱泉水炭酸水を発見した。これが、「三ツ矢サイダー」の原型とされる。

 1884年に「平野水」の名前で販売され、1897年に「三ツ矢印平野水」として大正天皇の御料品に採用されたほどの高級品。庶民には高根の花だった。マーケティング第一グループ炭酸チーム・庄司弘佐副課長はこう言う。

「当時は砂糖が入っていません。甘さはなくて、水に炭酸が入っているだけ。外国では同様の水が飲まれていたようです」

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