日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

入浴剤の先駆「バスクリン」は婦人薬の“残りカス”が始まり

 暑い夏はついシャワーで済ませがちだが、暑さで疲れたカラダこそ、湯船にゆったりつかって癒やしたい。そこで1930年の発売以来、ヒットを続ける入浴剤のパイオニア、芳香浴剤「バスクリン」に注目だ。

 バスクリン社によれば、現在日本国内で発売されている入浴剤は約2900種類あるが、その始まりとされるのが1897年に発売した「浴剤中将湯」。バスクリンの前身となる商品である。16種類の生薬を配合した婦人薬「中将湯」の製造過程で出る残りカスを風呂に入れたところ、カラダがよく温まったことから浴剤中将湯として商品化。銭湯に販売すると大評判となった。

 一方で、冬はいいが、夏場は温まりすぎて汗が止まらないという声。だったら夏用を作ろうということで誕生したのが「バスクリン」だ。温泉由来のミネラル成分を使い、さらに清涼感のある香りも加えたバスクリンは60年代、内風呂の普及とともに需要が拡大。「遠くの温泉より近くのバスクリン」という絶大な支持を得て、国民的ヒット商品へと成長した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事